第10章 バスケ
(着いた)
『誰か開けて~』
階段をゆっくりと下りたせいで荷物を持っていた腕が限界だった
ガチャッ
マサト「何~?ってどうしたのそれ」
マサトに驚かれながら部屋に入るとやはり、目を丸くする皆さんと
紫原「甘い匂い。もしかしてチョコ?」
目をキラキラさせるあつくん
『両親から送られてきたチョコとかです』
マサト「チョコ“とか”って何」
『分かんない。でもチョコとか』
マサト「兄さん達の分は?」
『渡してきてこの量です』
黄瀬「多いっスね」
『どの位いるか分からなっかたですし、まだ残っているんで。・・・もしかして多すぎました?』
マサト「大丈夫だろ。一応バスケさっきやったし、3時だし。それにもう子供じゃないしな!」
『理由になってるようななってないような・・・』
紫原「早く食べよ~」
『そうですね。食べましょうか』
皆さんが食べる姿を見てホッとした
(それにしても腕が痛い・・・)
まだジリジリとしている腕をブルブルと振っていると
?「どうしたんですか?」
何処からか声がした
(後ろだ)
振り向くとチョコを手に持っているテツくんがいた
『えっ、ちょっと重かったから腕が痛くて・・・』
するとテツくんがチョコを持っていない方の手でスッと私の腕を取った
『テッテツくん?』
黒子「冷やしてください。そうすると大分マシになりますよ」
『へ~そうなんだ。ありがとうテツくん』ニコッ
黒子「///いえお礼を言われるような事は言っていませんよ」
黄瀬「何イチャイチャしてるんスか?」
その言葉に皆さんが反応して一斉に見てきた
黒子「///イチャイチャしてません」
『そうですよ。腕痛かったので見てもらっただけです』
黄瀬「本当スか?」
『本当です』
黄瀬「じゃあ、いいっス」
少し心残りがあるような感じでまたお菓子を食べる