第9章 墓参り
マサ「皆もう遅い時間だから寝てね。おやすみ」
昨日は、そのまま寝たらしい・・・
『ふぁ~』
目が覚めた。時計を見ると針は6を刺していた
(暇だし、朝ごはん作ろうか)
寝室から出て自分の部屋に行き着替えを済ませてキッチンへと向った
『何作ろう・・・』
エプロンを着て考えた
家に居るのは自分を含め12人。いつもは6人なので2倍の人数だ。
『兄さん達居たら楽なのになぁ』
兄達が起きるのは基本6:30~8:00までの間だ(1人(マサト)除いては・・・)
『1人だけか・・・』
冷蔵庫の中身を確認し、メニューを決める
『大根、豆腐、味噌、ネギ・・・味噌汁!』
昔から母の作る味噌汁が好きで、よく一緒に作っていた
(これなら、何人居ても大丈夫!)
一気に自信に満ちた
(私って単純だ・・・)
そう思いながら食材を切っていた
すると・・・?
「おはようございます」
(誰だろう?土曜日なのに早起きする人居るんだ)
振り返ると黒子くんが立っていた
『黒子くんおはよう』
黒子「朝ごはんですか?」
『うん。早く起きて時間もあるし、人数多いし』
黒子「そうですね。・・・もし良かったらお手伝いしましょうか?」
『本当に!助かります』
黒子「やっと、本当に笑ってくれましたね」
『えっ・・・』
黒子「ずっと気になっていたんです。あの笑顔は心の底から笑えているのかと・・・でも、今の笑顔を見て安心しました」
(黒子くん・・・そんなに気にしてくれてたんだ)
『黒子くん、心配かけてごめんなさい』
黒子「謝らないで下さい。ただ・・・」
『ただ・・・?』
黒子「僕は、さんの事が好きなんです」