第8章 8年前
『これが私の過去の話。紅月さんはあの人は・・・自分の事より他の人の事を心配してた。もっと・・・もっと早く、私がさんの体調に気付いていたら・・・さんはあんな事にならなかった。私のせいで・・・私が気付かなかったせいで』
赤司「・・・」
マサ「それは違うよ」
『マサ兄さん・・・!』
マサ「実はね、8年前僕がさんに勉強を教えてもらっていた日があったでしょ」
確かにあった。算数を教えてもらっていた
マサ「あの日、さんに言われたんだ“実はねマサくん”」
「私ね、もう長くないの。それでね、どうしてもちゃんに伝えたいことがあるの。それはね」
マサ「“自分の過去にとらわれずに、未来を信じて。きっと上手くいくよ”って」
そういえば昔からよく言っていた
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『花冠つくれないよー前はつくれたのに』
「ちゃん過去の事、気にしちゃ駄目だよ。過去にとらわれずに、未来の事考えて。もう一回作り方を教えってもらって作ってごらん。きっと上手くいくよ」
『分かった。もういっかいやってみる』
マサ「だからね、自分を責めないで。きっとさんもそう思っているよ」
『さん・・・』
マサ「だからね、もう1度やり直してみて。人を信じてみて。は1人じゃないよ。僕達もいるし、赤司くん達もいるから」
赤司「」
緑間「」
紫原「ちん」
青峰「」
黄瀬「っち」
黒子「さん」
『みなさん・・・あ・・・りが・・と・・・う』
目から温かいものが流れ出してきた