第8章 8年前
数日後、突然さんの体調が急変した
「ゴホッゴホッ」
レン「お姉ちゃん大丈夫?」
『お姉ちゃん・・・』
「大丈夫だよ。遊んでおいで」
レン「本当に大丈夫なの?」
『うそじゃないよね』
「嘘じゃないよ、本当に大丈夫だよ。これだけ言っておくね・・・大好きだよ」
『もお姉ちゃんの事だーいすき!』
レン「僕も大好きだよ!」
「ありがとう。遊んでおいで」
2人「うん!」
この言葉がさんとの最後の会話になるとはまだ知らなかった
『楽しかったね』
レン「そうだね!お姉ちゃんただいま・・・お姉ちゃん?」
紅月母「レン・・・ちゃん」
レン「まま、お姉ちゃんどうしたの?なんで返事してくれないの?どうして起きないの?」
『お姉ちゃん?』
紅月母「レン,ちゃん、落ち着いて聞いて欲しいの。いい?」
レン「うん」
『分かった』
紅月母「お姉ちゃんはね・・・はね、もう返事しないんだよ。起きないんだよ」
レン「どうして?」
紅月母「はね・・・
死んじゃったの」