第4章 準備
翌日
『マサト起きて朝だよ』
マサト「あと5分だけ」
『もう2回目なんだけど・・・』
マサト「・・・」
ガサッ
マサト「おはよう」
『早く制服着て、朝ごはん食べよ!』
マサト「分かった」
マサト(手首の少し上の包帯が巻いてある。血は出てないが、傷跡がまだ深く刻まれている・・・)
マサト「どうして、があんな目に会わないといけなかったんだろう」ボソッ
『マサト遅いって早く早く』
マサト「そう急かすなって」
マサキ「いや、もう時間だし」
マサヤ「早くしないと置いていくよ」
マサ「お弁当持った?」
マサト「持った・・・って小学生じゃないんだから大丈夫だって」
マサ「へぇーじゃあこれは?」
手に持っているのは・・・
マサト「俺の弁当!!」
マサ「確認したよね?」
マサト「ごめんなさい・・・。行ってきます!」
マサ「説教は無しとするか・・・」
『マサト、またマサ兄さんに怒られたんじゃない?』
マサト「逃げてきた」笑
マサキ「朝から悪い事するな」
マサヤ「仕方ないよマサトだから」
『マサヤ兄さん朝から毒吐くね』
マサト「確かに・・・。でも、眠いし」
マサキ「見られてるし」
マサヤ「写真も撮られているし」
『うるさいし・・・』
マサト「走ろう!!」
3人「うん」
マサキ「毎朝こんな感じなのかな・・・」
マサヤ「さあ・・・じゃあ3年生の教室はこっちだから」
マサト「マサヤ兄さん眼鏡曲がってる」
クイッ
マサヤ「直ったね。じゃあ、行くね」
マサキ「マサト授業中寝るなよ」
マサト「分かってるって」
マサキ「心配だな」
マサヤ「確かに心配だね」
『私が何とかするから大丈夫!』
マサキ・マサヤ「任せたな/任せたよ」
『うん』
マサト「絶対寝ないからな!!」
マサキ「分かったから」
マサヤ「マサキ行こう」
『マサトこっちも行こう』
4人「またあとで!」