第19章 帰宅
『あっ涼くん』
黄瀬「んっ何スか?」
『私用事があるから先に帰るね』
黄瀬「えっ本当っスか?」
『・・・はい』(用事は夕食作り・・・にしておこう)
本当は顔が赤くて皆の前に行く勇気がないだけ
特に征くんの前には・・・ね
黄瀬「じゃあ、送るっスよ」
『大丈夫ですよ。1人で帰れます』
黄瀬「でもっ」
『部活行かなくていいんですか?きっと明日メニュー3倍に増やされますよ』
黄瀬「・・・それは嫌っス」
『じゃあ、先に帰りますね』
黄瀬「・・・」
『では、また明日』
下足へと足を進める
黄瀬「っち!」
『何ですか』
黄瀬「やっぱり1人は危ないっス」
『そうですけど(誰かと帰ればいいの?)』
黄瀬「せめて・・・」
『?』
黄瀬「マサトっちと一緒に帰って欲しいっス!」
『・・・そこまで言うなら(心配しすぎだよ)』
黄瀬「待ってて」
『下足に居ますね』
黄瀬「分かったっス!」
(涼くん、怒られないかな?)