第18章 保健室
涼くんは目を閉じていた
(寝てるのかな?)
普段じっと見ていない涼くんの顔
(子供みたい)
起こさないように涼くんから離れようとした時
『えっ?』
腕を掴まれてベットに座っている涼くんのほうに倒れた
『っ涼くん、大丈夫ですか』
「自分の事心配したらどうっスか」
普段と違い少し声を低くして話している姿にドキッとした
『///部活行きましょう』
黄瀬「嫌」
『でっでも』
黄瀬「っちは誰が好きっスか」
『えっ?』
黄瀬「俺の事は嫌いっスか」
『涼くん何言ってるんですか?』
黄瀬「っちは好きな人が居るんスか」
涼くんの目を見ると本気だという事が分かる
『いないです』
黄瀬「・・・!そうっスか」
少しほっとしたのか笑みがこぼれる涼くんの顔がそこにあった
『涼くん?』
黄瀬「居ないんスね」
『はい』
黄瀬「良かった」
『えっ?』
黄瀬「俺の事好きじゃないのはショックだけどこれから好きにさせるっスよ☆」
『・・・』
黄瀬「心しておいて欲しいっス」
『えっはい・・・?』
黄瀬「じゃあ、行くっス」
そういって手を繋がれて体育館へ行った
(涼くん、手大きい)