第16章 電話
翌日の放課後
(休憩時間交換するのかな?)
昨日の大くんとの電話の事を思い出す
休憩時間
青峰「、ちょっといいか?」
『はい。でも、少し待ってください』
黄瀬「動かないで欲しいっス」
『涼くん離れてくれませんか・・・』
只今、涼くんに“っちチャージ中”と言われ後ろから抱きつかれている状態
『大くんから呼ばれていますし・・・』
黄瀬「嫌っス」
(こんな時は・・・こうするしかない・・・カナ?)
『今日一緒に帰りますから、離してください』
黄瀬「本当っスか?」
『本当ですから』
黄瀬「約束っスよ」
『はい、約束ですから』
そういって自由を手に入れた私は大くんがいる校舎の屋上に向かった
『ごめんなさい。遅くなりました』
青峰「呼び出してわりぃな」
『いえ、全然大丈夫です。あの、どうして屋上なんですか?』
屋上と体育館では距離がある
青峰「落ち着くから」
(落ち着く・・・?連絡先渡すだけじゃないの?)
『あっこれ、連絡先です』
青峰「サンキュッ」
『じゃあ、戻りますね』
そういって体育館に戻ろうとしたら
グッと腕を掴まれて大くんの方に倒れ込んだ
『///えっあっあのっごめんなさい!』
そういって離れようとすると抱きしめられた
『///えっ?』
驚いていると身長を合せていた
耳元に大くんの口がある
(///恥ずかしい)
そう思っていると「耳赤いぞ?」と囁かれた
『///べっ別に赤く何てないんだからっ』
青峰「じゃあ、赤くしてやるよ」
(何言ってるの?)
青峰「お前の事が好きだ」