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ホテルの事情[R18]

第10章 玩愛  〈 マチアプ お兄さん 大人のオモチャ 〉



「どうしました?」

清算を済ませ、カウンターからお兄さんがやってきた。ハッとする。

「お会計ありがとうです、なんか、ハハ、私マジ疲れてたみたいで‥」





「座敷わらしみたいなん見たあッ!?はぁッ!?なんでマッチングアプリでそんな事なってんの!?」

ギャハハ!と電話越しに笑い飛ばされ、私はホッとした。

部屋のベッドで大の字になりながら、今日のことをギャル友に喋っていた。

ーーー幻覚見えたのかと一瞬気にしちゃったけど、

まあ気のせいだったよね、多分‥。

「で、どんな奴だったっ?例のおもちゃ付けさせ大好きメンズは!?」

友達は、怪奇現象よりもお兄さんが気になっているらしい。

「なんか、かなりイケメンで優しくてスマートで‥」

「ええー?それ絶対遊び慣れてるっしょ、他にも女居るべ」

「い、いやでも聞いてっ!!お兄さん、私に独占欲結構出してきた事もあって‥」

と、今日あった出来事全部、喋る。

「あのさあ!好きでも付き合ってもなくても、謎のキモイ独占欲出してくる奴いるって〜」

「え!?ソレま、マジぃ‥?」

友人からの忠告に、私はドキッとした。

「で?好きなん?お兄さんの事」

「そりゃ‥まあ結構?かなり‥?」

と、私はベッドに座って髪をいじる。

「じゃー次会った時、絶対えっちすんなよっ!」

「えええっ!」

「このままじゃ、ただの都合のいい女になるっしょ」

「うっ…!そ、そりゃ恋人になれたなんて思ってないし、セフレとは思ってたけど‥」

これまでの元カレ達を思い出す。

「それだけで済まないかもよ...、マッチングアプリとか‥刺されたりもありえるっしょ?」

ざわり、と嫌な胸騒ぎがした。

「怖いこと言わないでよ‥!でも、最近物騒だしね...この辺りで刺傷事件起こったとか、SNSで見たわ‥」

私は、ネットの記事を思い出す。

「そうそ!その事件の犯人、まだ捕まってないんだから気をつけなね!じゃっ!」

プーッ、プー‥と、電話が切れた。
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