第13章 学愛 〈 ?? 連載中〉
「お客様ン〜♪」
店員さんが、私たちの間ににゅっと割り込んでくる。「ひっ..!?」
よく見ればこの店員さん、とても奇抜な見た目をしていた。姫カット?ピンクのくるくるエクステ?このファッションは、何系に分類されるんだろ..?
「その方はれっきとした、貸切のお客様だよン〜♪」
満面の笑み、糸目の店員さんはピラリと何かを見せつけてきた。
「"修学旅行団体様"、のねン♪」
ーーーーー第12章ーーーーー
学愛
〈 修学旅行 学生 初々しい 〉
「...しゅっ....、修学旅行ぉお!?ラブホでぇぇっ!?」
..と、女性客のシャウトが、ホテルのロビー内に響き渡った..。
ーーーえ、え、えっ、ていうか、さっきから聞いてたけど、ここ、本当はラブホなの!?
ぎゅうっ..!と、手に持っていた修学旅行のしおりを握りしめた。
チラリと、奇抜なファッションの店員さんを横目で見る。
ーーーやだ..!やだ..!でも、そんなのあり得る?
ーーーな、なんで修学旅行に来てまで、こんな気持ちにならなきゃいけないの..っ!
でもなんだろう、目の前の出来事が急におかしく感じて、プッ..!と吹き出してしまった。だってラブホなんて、そ、そんなわけないよね。
「お客様ン♪ ココラブホじゃなくて、ホントはふつーのホテルだよン♪」
「え、ええっ!?でもっ!看板には〇〇時間休憩って..!それにっ、ラブホって検索したら...1番先にここがヒットしたのにっ!?」
「ここで休憩どうぞ、っていうてんちょンの粋な計らいだよン〜♪」
奇抜なファッションの店員さんは、くるりと回って背を向けて口元を隠した。
「プププン〜♪それで勘違いされて、ネットにラブホ認定されたんじゃないかなン」
「分かってんなら看板撤回しなさいよっ!!」
..と、よく分からない大人の会話が繰り広げられていて、私はポカンとしていた。
「当店はお子さんからお年を召した方までン、ご家族サマン、お友達サマン、カップルサマンでも誰でも大歓迎しておりますン♪」
「はぁぁあぁっ!?」