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POLLUTE【BLEACH】[R-18]

第259章 ---.手を伸ばせども 届かない


「っと、私が心配しているのは、白哉だけじゃないんですよ。ルキア、貴女も。…………恋次とはどうなんですか?」
その言葉に、ルキアの顔が真っ赤に染まる。
「な、ななな、なな何を!?私と恋次が!?」
そのわかりやすさに、臨の頬が緩む。
するとルキアは口元まで湯船に浸かり、ぶくぶくと泡を立て臨を睨みつけた。
「あはは、可愛い可愛い」
「ぶくぶくぶく」
しかし 次の瞬間ルキアは突然立ち上がり 臨に指を指して指摘する。
「ならば!姉さんはどうだというのですか!?」
その言葉に臨は一瞬キョトンとするものの、再び笑い出し、何を言っているんですかと答えた。
「人を指差すのはやめなさい。それに昔から言っていますが、私はルキアが結婚するまでは一人でいるつもりですよ」
するとルキアは、何をおっしゃるのですかと怒った。
「私のことなど この際どうでも良いのです!」
その言葉に 臨が面食らう。
「最近 他の死神達によく姉さんを紹介しろだの 姉さんに恋人はいるかだの 姉さんは既婚かだの……果ては姉さんの体のサイズを聞いてくる輩までいるのですよ!」
「そういう輩は 月白辺りで凍らせて貰えるとありがたいですね」
ルキアの視線が 水面に浮かぶ二つの大きな塊に視線がいく。
そして自身の持つそれへと視線を向けると、その落差にいたたまれなくなったのか急に大人しくなり 上がりますと立ち上がった。
「私ももう少ししたら出ますから、髪乾かしてまっていてくださいねー!」
その言葉が届いたのか届かなかったのか
ルキアは臨に背を見せると わりと早足でその場を去った。
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