第228章 -108.TURN BACK THE PENDULUM
「久しぶりだな リサ。と春水と十四郎」
「リサちゃんのついでみたいに言わないでよー」
京楽が臨の肩に腕をかける。
「重いっ 暑苦しい おっさん臭いっ!」
「ボクがおっさんなら臨ちゃんなんかおばあちゃんじゃないか」
「そうか、殺されたいなら素直にそう言えばいいのに」
スラリと斬魄刀を臨が抜くと 浮竹は慌てて止めに入る。
「京楽 臨が困ってるだろう その辺でやめないか。それに臨も、短気は損気だぞ!」
浮竹のその言葉に 京楽ははいはいと言いながら臨を解放する。
「全く……そういえば 曳舟が見えないが 今日はもう来ないのか?」
「ああ 彼女はもうあちらに合流したみたいだ。」
彼女の問いかけに浮竹が答えると、臨は少し寂しそうに肩を落とした。
「急事でもないんだ もっとゆっくりすればいいのに」
「挨拶したかったんだがな……残念だ」
「臨は曳舟と仲が良かったもんな」
その言葉に京楽が頷く。
「しかし アレやなァ………この頃コロコロコロコロよう隊長替わりよんなァ…おととし三番隊長にローズが入ったばっかしやのに…次は十二番隊 こんなんで護廷十三隊大丈夫なんかいな」
平子のその言葉に まあまあと浮竹が言う。
そして京楽が言葉を続けた。
「何事にも変わり時ってのがあるもんだよ。今は護廷十三隊がそういう時だってだけの話さ。実際 百年以上隊長やってんのなんて ボクと浮竹と山じいくらいじゃないの?」
「卯ノ花隊長を忘れるな」
「おおう そうだった!大先輩忘れちゃ叱られちゃうよ 怖い怖い。
でもまあ 三番隊は引退 十二番隊は昇進 十番隊みたく死んだ訳じゃないんだ 平和な事じゃないか。」
「昇進!?」
京楽の言葉に 藍染が反応する。
「コラァ惣右介!」
「あ 失礼しました 隊長達のお話にーーー」
「いんや 構わないよ惣右介くん。何だい?」
京楽のその言葉に 藍染は言葉を続ける。
「副隊長は聞かされていないのですが……十二番隊の曳舟隊長は引退ではなく 昇進されたのですか?」
「そうだよ」
「隊長位より上というと……四十六室ですか?隊長から昇進して 四十六室になったという話は聞いた事が無いのですが……」
「四十六室じゃないよ。彼女が入ったのは
王属特務ーーー零番隊さ」