第151章 198.The Icecold Discord
「ははーーーーん!!!」
夕暮れ 黒崎宅にて恋次は歓声をあげた
「ナルホドなー!」
その手にはコンと 義魂丸が握られている
「コイツ なんで動いてんのかと思ったら義魂丸だったのか……てっきりすげーカラクリで動いてんだと思ってたぜ」
「ソウル・キャンディをぬいぐるみに入れてんのなんて初めて見たわ。てかぬいぐるみに入れても動くもんなのねえ さすが技術開発局 ムチャな作りだわ」
乱菊が感心すると 一護は
全員に声をかけた
「よー オマエらいつ帰んだよ?」
その言葉に 恋次がキョトンとする
「何言ってんだ 帰んねえよ。破面との戦いが終わるまでは現世に居るぜ」
「居るぜ……って 寝るとことかどうすんだよ?言っとくけど ウチにはこんな人数泊めるスペース無えかんな!」
その言葉に乱菊はえーっと大声をあげた
「あたしもダメ?」
「う……ええ!?いや フツーに考えたらあんたが一番ダメだろ!!つーかなんで自分はオッケーだと思ってんのかがわかんねーよ!!」
すると 乱菊は少し何か考え込むように自身の顎へと手を当て 臨にちょっと立ってと言って彼女を立たせた。
「?どうしましたらんぎーーー……」
「そおれっ!」
ふわり と彼女のスカートが揺れる。
何が起きたのか理解できない臨は目を丸くした。
そして乱菊は一護にサービスしてあげたんだからダメ?と聞くと 次の瞬間乱菊の頭に拳骨が振り落とされた。
「なっ………なっ………な……」
臨が動揺し スカートを抑える。
(黒だ)
(黒かったな)
(黒だな)
(黒か)
(黒)
男性陣はそれぞれ同じようなことを思うと 臨はさらに拳骨をいれていく。
「忘れろ」
その底冷えしそうな声に 男性陣ははいと頷いた