第144章 191.Coxquistadores2
「今 現世でまともに戦えるレベルの霊圧を持っているのは多くても三人だと聞いている。それ以外はゴミだ 捜し出すのは容易い」
そう言って 細身の男は視線の先に動くモノを見つけ 驚いた。
「……驚いたな 生き残りがいるぞ」
「………な……何が……起きたんだよ一体………!?」
意識が今にも飛びそうな少女 有沢竜貴は辺りの様子を見ると 先程まで共に練習していた先輩や同級生の倒れている姿になんと言うべきなのかわからないと絶句していた
「何……なんだ…………あいつら……!?」
目の前に 巨大な足が立ち止まり 視線を上げるとまるで金縛りにあったような感覚にたつきは戸惑う
「オレの"魂吸"で魂が抜けねえってことは 出てるにしろ隠れてるにしろちったあ魂魄の力が有るってこった!なァ!?」
たつきの気が 遠くなっていく
すると大柄な男は小柄な男に問いかけた
「ウルキオラ!!こいつか!?」
小柄な男 ウルキオラと呼ばれた人物は呆れたように告げる
「よく見ろバカ お前が近付いただけで魂が潰れかけているだろう ゴミの方だ。」