第144章 191.Coxquistadores2
「………ちっ んじゃあ魂吸で生き残ったのは たまたまかよ
くだらねえ」
大柄な男は足を振りかぶる
「じゃあな」
そして たつきに向かいそれを振った
衝撃
「………あァ!?何だお前ら?」
大柄な男が 自身の足を止めた男に視線へと向ける
すると彼 茶渡泰虎はその蹴りの重さに息を飲んだ
(こいつ……ただの蹴りがなんて威力だ……!!やはり井上がどうにかできる相手じゃなさそうだ)
「………井上 話した通り……有沢を連れて退がってくれ………」
その言葉に 後ろにいた織姫が頷き たつきを抱えて逃げようと走り出す
「ウルキオラ!!こいつかー!?」
「……ヤミー お前もうちょっと探査神経を鍛えて自分で判断できるようになれ 一目見ればわかるだろう
そいつもゴミだ」
「そうかい!」
二度目の衝撃が辺りに響く
それに織姫は振り向くと あり得ない光景にその人物の名を叫んだ
「茶渡くん!!!」
体と 腕が離れ辺りに血を撒き散らす
たつきを近くに置き去りにし 慌てて茶渡に近づく織姫に ヤミーは笑った
「ウールキーオラ〜〜〜〜あ
この女も ゴミか?」