第141章 ???.Different Talk
「入学した時よりも随分と筋肉がついたな」
「まあ 一年の頃から臨を追い越そうと必死だったからなあ」
「相変わらず斬術のみなら私の方が強いけどな」
「今日のは俺が勝っただろう?」
「鬼道はどう考えてもお前の方が上だろう 斬拳走鬼全て込みでお前には勝てん」
「…………それに 臨が付き合うなら男らしい奴がいいって言ってたから」
そんなこと言っていたかどうか覚えていない
「まあ 結局俺の恋人になってくれたからいいんだけどね」
胸元から臍の下まで浮竹の手が滑り落ちる
寝巻きをしばっていた紐は解かれてしまったので 既に服としては機能していない
下腹部に伸びた手はゆっくりと更に下に伸び それに触れる
「ん……くぁ」
自分の声とは思えない声が漏れ 羞恥に顔が熱くなるが口を抑えることもできない
身じろぎしてみるも 浮竹はその細い指を埋め込んできた
今まで感じたことのない感覚に若干恐怖を抱くものの 中で指が曲げられ悲鳴のような声があがる
「ま まって浮竹 それは」
「大丈夫そうだな」
何がだと反論しようとするも ナカにもう一つ何かが入ってくると少しの痛みに恐怖を感じた
「も……ヤダ………」
奥歯がカタカタと震える
もう嫌だと首を振るもののそれを抜く気配はない
ナカで曲がる二本の指がいろんなところを押し痛みのような快感が押し寄せる
縛られた両手から血が滲む 擦れて傷付いたのだろう
怖い
怖い
怖い
「大丈夫だから」
そう言って空いてる手で浮竹は私の頭を撫でると 恐怖が一気に吹き飛んだ。
「………やっぱりやめといたほうがいいか?」
その声に冷静になり 浮竹と視線がかち合う
「………解いて」
すると浮竹は 一瞬驚いた顔をした後 私の手に縛ったそれをすぐに解いた