第138章 181.AND THE RAIN LEFT OFF
すると ルキアの背後から声が聞こえ ハンカチに手を当てたまま 彼女は振り向いた。
「……一護 井上………」
「…用事は済んだみてーだな。帰んぞ 明日には現世へと門を開けてもらえるってよ。まだオマエ 体調万全じゃねーだろ。明日に備えて早目に休めよ。」
その言葉にルキアはキョトンとする。
そしてふと ああそうだなというと一護へと真っ直ぐと視線を向けて口を開いた。
「私は 尸魂界に残ろうと思う。」
「………………そうか ……良かった。」
一護が 笑う。
驚かないその様子にルキアが驚かされると、一護はオマエがそう決めたんならいいだろと笑った。
「…….残りたいって思えるようになったんなら………ーーーいいんじゃねえか それでよ」
思い出したんだ
俺がどうして こんなにも
オマエを助けたかったのか