第138章 181.AND THE RAIN LEFT OFF
一護と織姫が 西へと駆け抜ける
途中で乱菊達に声をかけられるも真っ直ぐと駆け抜けると 織姫は乱菊さん達にも聞かなくてよかったのと問いかけた
「臨も恋次も行き先聞いてねーなら、多分乱菊さんも他の誰も知らねーと思うんだ。立花で一通り瀞霊廷ん中は捜したんだろ?だったらもう 心当たりは一ヶ所しか無え!」
砲台の下 岩鷲の悲鳴が響き渡る
「む……無理っ!!もう無理だよねえちゃん!!
「ムリじゃねえ!!あと1000回!!」
「せ……1000!?ムリムリ!!だって俺50までしか数えらんねああぎゃああああああああ踏んでもムリっス!!もー体うごかねっス!!」
腕立て伏せをしていた岩鷲の背に 空鶴が足を乗せ踏みつける
「ゴチャゴチャうるせえ!!知ってんだぜ…….てめー今回後半ほとんど役立たずだったそうじゃねえか……」
「だ…….誰がそんなことを!?」
「次からは最後まで最前線で戦えるように骨のズイまで鍛え直してやるからな!!」
「いででで!!だからもう次とか無えから!!ねえちゃん!!」
ギブギブとタップしてみるが その足は退けられることない
ひいひい言いながら薄く涙目を開いて見ると 岩鷲は目の前に突如として現れた人物に驚いた
「………あ………!」
「………あ………」
その姿を見て 空鶴も岩鷲を踏むのをやめる
そして彼女の目の前に立つと 空鶴は何の用だとルキアを睨みつけた。
「ま…待ってくれ姉ちゃん!!こいつはルキアっていってよ!一護達が今回必死こいて助けた死神の……」
「知ってるさ」
その言葉に 岩鷲が言葉を失う
「朽木ルキア 兄貴を殺した死神だ。だから訊いてんだ "何の用だ"ってよ」