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POLLUTE【BLEACH】[R-18]

第8章 7.The Pink Cheeked Parakeet


「しっかしまー、キレイに傷がふさがるモンだよなー」
昼休み屋上、死神代行黒崎一護のそんな声に、ルキアは自慢げに声を上げた。
「今更驚いたか、当然だ臨殿は尸魂界で鬼道の教員をしていたんだぞ。その程度の傷の治療など朝飯前に決まっているだろう。」
「なんもしてねーお前が言うな……って、教員って死神に学校があるのか?」
そう言われ、私は口にしていたココアのブリックから口を離した。
「ええ、まあ。」
「つーか、え、教員って」
「今は死神一本ですよ。」
再びブリックを口に含み、あとは答える気もなくズズズと紙パックを潰す。
するとルキアは一護にこれはどうやって飲むのだと臨と同じブリックを掲げた。
「あ?どうってストローさしてに決まってんだろ」
「ストロー?」
直後、あれぇという声が聞こえ一護の意識がそちらに向く。
「またいっしょにいる。キミ達ずいぶん仲いいんだねぇ」
「水色。」
男二人で仲良く喋り始めると、私は購入しておいたもう一本のブリックを手にしてルキアの横に座った。
「ストローっていうのは、ここについてる白い筒のやつですよ、それをまずこう外してください。」
「こうですか?」
「そうそう、それで、このストローの周りについているビニール、包装紙だね、これを外すんだけどその時にストローの口をつける尖ってない部分を押すと……」
「おお、出てきた」
ルキアが目をキラキラと輝かせる。
すると水色くんから突然声をかけられ、私とルキアはふりむいた。
「こんにちは、朽木さん、芭蕉さん!」
「こんにちは」
「こんにちは…….えっと、小島くん?」
うろ覚えなのかルキアがそう言うと彼は嬉しそうにあたりと言って自己紹介を始めた。
「小島水色15歳!趣味は」
「女あさりだ。」
一護が間髪入れずにそう言い、私は笑いそうになった。
「ええっ!?ちっ、違うよ酷いなあ!」
「こんな顔してもンのすごいタラシだぞ、気をつけろ。」
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