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POLLUTE【BLEACH】[R-18]

第88章 116.White Tower Rocks


「臨に怒られてしまった」
服なんぞ久しく着てなかったからと言い訳する夜一に呆れたように服を着せていく臨。
「流石にこの年になれば儂一人でも着替えられるんじゃが……」
「着せないと直に服着ようとするでしょう。全く昔から変わらないんですから……ほら足あげて!」
その様子に親子かよと一護は内心ツッコミを入れておく。






「……とまあ、そんなわけでこの道具でおぬしを運んだというワケじゃが」
夜一が足で道具を持ち上げる。
それを見て一護は納得すると、腹の傷を抑えながら要するに、霊力を込めると空を飛べる道具なんだなと呟いた。
「そうじゃ!尸魂界にも2つとない貴重な道具じゃぞ、ありがたく思え!」
「………そんな貴重な道具がなんであんたの手元にあるんだ………………変身はできるわ、貴重な道具は持ってるわ……………夜一さん…あんた一体何者なんだ………?」
その言葉に夜一が一瞬詰まる。

次の瞬間、強大な霊圧が辺りを包んだ。

「…………こ、この霊圧は…!!」
一護の顔色が変わる。
夜一の霊圧でもなければ、臨の霊圧でも、もちろん自分の霊圧でもない。
「懺罪宮の方か!!」
一護が夜一の持っていた道具をひったくり、駆け出す。
「待て一護!何をする気じゃ!」
「懺罪宮には岩鷲と花太郎が向かってる!!俺が行かねえで誰が助けるんだよ!!」
道具を掲げた一護が空へと飛んでいく。
それを見て臨は小さく息を吐くと、夜一と視線を合わせた。
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