第64章 76.Boarrider Comin'
「全員引いてください!」
「「いい よいしょお〜〜〜〜〜!!!!」」
臨の声に一斉に兕丹坊の腕をつける。
「もっと押して!」
「そっちこそもっと引っぱれよっ!」
「ほら喧嘩しない!あと少しですから頑張って!!」
臨のその声に一同がはいと返事する。
「織姫ちゃん。」
「うん!舜桜、あやめ!双天帰盾 私は拒絶する。」
兕丹坊の患部が優しく光る、それを見て臨は患部に手をかざすと、少しずつ霊圧が上がっていく。
それを見ながら一護と、流魂街の住人は言葉を交わした。
「死神連中ん中にはイバリくさってヤな奴も多いけど、兕丹坊さんは流魂街の出身でね。おれらにすごく優しかったんだ。あんたは兕丹坊さんのためにあの市丸ギンに向かってった、だからきっといい人だ。」
そう言われ、一護は照れたように頬をかいた。