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POLLUTE【BLEACH】[R-18]

第64章 76.Boarrider Comin'


倒れ込んだ一護と兕丹坊に一行が駆け寄る。
「一護くん!兕丹坊!!」
臨が声をかけ、一護が反応を示す。
「痛ってえッ!!!!」
そう言って喚く一護を見て、ほっと臨が息を吐くと兕丹坊の斬られた腕へと向かい、それを抱えて兕丹坊に駆け寄った。
「織姫ちゃん!」
「は、はい!」
凄い力持ちだなあと思っていると不意に名前を呼ばれ、困惑する織姫。
すると臨はこっちにきてくださいと告げ、患部を合せた。
「う………ぐう」
兕丹坊が痛みにうめき声をあげる。
巨大な腕をなんとかぴったり合わせようとするものの一人ではどうにもならなそうなそれに困った顔をすると、家から魂魄たちがそろりそろりと近づいてくるのが見えた。
「人だ……」
石田がそう呟く。
「なんだこいつら?今までかくれてたのか?」
一護がそう呟くと、夜一はその答えを口にした。
「死神の導きなしに不正に尸魂界へ来た魂魄は"旅禍"と呼ばれ、尸魂界ではあらゆる災厄の元凶とされる。彼等が儂等を恐れて身を隠すのも道理というわけじゃ。」
「………敵なのか?」
一護が問いかけるが、さあなと夜一が呟く。
「じゃが、こうして姿を見せたということは儂等に対していくらか心を許したということ………」
すると、出て来た人混みの中からとおしてくださいという声があがり、そちらへと全員視線が向いた。
「おじちゃん!!ひさしぶり!」
出て来た少年は、大きく手を振る。
「インコのシバタだよっ!!」
その言葉に、茶渡は驚き声をあげた。
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