第4章 3.Headhittin'
「こんにちは黒崎くんっ!!」
「うわあっ!?」
辺りに一護の悲鳴が響く。
その声に驚いたのか、ルキアも目を丸くした。
「いっ、井上っ」
「私もいますよ、こんにちは。」
「臨も……ってこんなとこで何してんだ!?」
「えへへ、ちょっと晩御飯用の買い物でした!ネギとバターとバナナとようかんを買ったの!」
「私はその荷物持ちです。」
「荷物持ち?一緒に住んでんのか?」
「そんなわけないでしょう。」
臨がそう言うと、一護はだよなと言った。
「黒崎くんは、ここで何してたの?」
織姫が不思議そうな顔をする。
「あ、俺か?俺は……えーっと」
「朽木さん!」
一護が答える前に織姫がルキアに目を向ける。
直後、ルキアの口から言葉が漏れた。
「誰だ貴様は?」
「バカっ!井上だ!クラスにいただろ!!」
直後しまったという顔をして彼女はワンピースの裾を持ち上げる。
「あら、井上さんご機嫌麗しゅう!」
「え、あ、はい……ご機嫌うるわしゅう?」
つられて織姫も裾を持ち上げた。
「……あのマンガ貸さなきゃよかったかもしれないな。」