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POLLUTE【BLEACH】[R-18]

第45章 57.Unfinished July Rain


「今の臨さんだと、あの二人には勝てなかったからっスよ。」
臨の顔が申し訳なさそうに歪む。
その様子に一護は責めることもできず、その場にいたもう一人のことを口に出した。
「石田は……」
「帰りました……元々石田くんの傷は血こそ沢山出ていましたが、そんなに深い傷ではなかったのです。だから傷自体はあの場で殆ど治せました。」
臨が答える。
「………一護くんのこと、心配していました。」
「石田が?俺を?……まさか」
「一応ここに連れてこようとしたのですが……断られちゃいまして。…………一護くん、石田くんは言っていました、"朽木さんを救えるのは彼だけだ"って」
一護の脳裏に、去っていくルキアの背中が浮かび上がる。
「……….俺だけ、か。はっ、どうしろってんだよ俺に……ルキアは尸魂界に帰っちまったんだぞ!!どうやって尸魂界まで追っかけろってんだ!?どうやって助けりゃいいんだよ!?」
できやしねーじゃねえかと臨の襟を掴む。
すると浦原はゆっくりと口を開いた。

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