第3章 2.Statrte
放課後の帰り道、ルキアは野暮用があると私達と別れると、私は一護くんと帰宅路を共にしていた。
「芭蕉、そういや---……」
「芭蕉、じゃなくて、臨でいいですよ」
そう告げると彼はそうかと言って再び口を開いた。
「臨、もし夜中に指令が来たら、どうすんだ?」
「その場合は私が出撃しますよ。ただどうしようもない場合は叩き起こしにきますね。」
「体キツくねえのか?」
ぴぴぴぴと伝令神機が鳴り、確認する。
「あ、虚です、ちょっと行ってきますね。」
ボールペンのノック部を胸に押し当て、義骸から抜ける。
「ついてきますか?」