第3章 2.Statrte
河原に着くと、既に虚は出現しており私は斬魄刀を抜いた。
背後から頭部に大上段の一撃を浴びせ、一発で昇華させる。
「臨あんた」
「虚との戦闘の基本は、背後から一撃。前回は遅れをとってしまいました」
鞘にしまうと一護くんが担いでいた私の義骸を受け取り中に入った。
「死神として、長いのか?」
「……それ聞きます?」
連結を確認する為に握り拳を作る。
「ルキアが俺の5倍は生きてるっつってたから」
「………ええ、そうですね。普通の死神よりはずうっと長く務めていますよ」
鞄を持ち、再び歩く。
十字路に辿り着くと、私はそれじゃあ、と言って敬礼した。