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POLLUTE【BLEACH】[R-18]

第36章 48.メノスグランデ


大虚の足が臨をふみつぶそうと迫り来る
それを彼女は避けると、彼女は足に斬りかかった。

宙を舞う白い足。

しかし切断したはずのその場所から再び生えてくるそれに彼女は舌打ちした。
「ああああああああ!!!!!」
背後から聞こえてくる雄叫びに驚き、気配だけを頼りに正体をつかむ。
「破道の一 衝!!」
指先を一護の足元へ向け、地を揺らす。
バランスを崩す一護、しかしその目の前に大虚の足がおろされると、一護は冷や汗を垂らし小さく呻いた。
「何しにきたんだ!!」
怒号が辺りに響く。その覇気に一護と石田の二人が怯む。
「こいつはお前らが相手できるような虚じゃないんだ!!退いてろ!!」
普段からは想像できない荒々しい口調。
しかし、所々負傷している臨を見て石田も負けじと言い返した。
「僕らに相手できないからって、あんたにも勝機があるわけじゃないだろう!!」
「っ!!」
図星だろうか、彼女が一瞬顔を歪める。
「大丈夫か黒崎!!」
そして倒れたままの一護に石田が声をかけると、一護は額からダラダラと血を流しながら割と大丈夫だと答えた。
「全く何を考えてるんだ君は!臨さんが止めてくれたからいいもののあのまま突っ込んでたらぺしゃんこだったぞ!!」
「足元から順に切り飛ばしていけば最後には頭が落っこちてくるかなーと思ってよ……」
「だるま落としか!」
石田の的確なツッコミ。
はたと、呆れたような怒ったような臨と一護の視線が合う。
すると臨は困ったような、居心地悪そうな顔をしてふいと大虚へと視線をあげた。

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