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POLLUTE【BLEACH】[R-18]

第335章 617.Return of the God














浮竹の体が 痙攣を起こす。
それにルキアは何もできずにいると 砕蜂は浦原にといかけた。
「……どのくらい保つ?
これで浮竹が完全に霊王の代わりになるとは思えぬ。
この安定も浮竹の命が尽きる迄のものだろう。それは いつまでだ?」
「ちょっ……隊長!」
大前田が不謹慎だと叫ぼうとするが、それさえも砕蜂に止められる。
「事実だ!そうだろう浦原」
その言葉に 浦原も冷静に答える。
「……わかりません。この神掛というもの自体 アタシ自身見聞きするのも初めてです。どのくらい保つかなんて見当もつかない………
ただ 確かなのは、浮竹さんが霊王の身代わりとなってくれている間に、尸魂界を安定させる方法を見つけなければいけないという事。
急ぎましょう!門を創って霊王宮へ!」
しかしその直後 形作られていた門の形は消え始め 浦原は目を見開いた。
「!?」
「病んだ体を霊圧で支えて働きつづけてこられた浮竹隊長は、霊圧量では隊長格の中で群を抜いていました……その浮竹隊長が抜けて門を作る霊圧量が足りなくなっているんです……!このままでは……!」
七緒がそう告げると その手の上に置かれた珠に重さが乗るのを感じ取り、視線を向ける。
「このままではって何や。このままなわけないやろ」
「矢胴丸さん……!」
ひよ里たち四人がそれぞれ珠を持つ。
すると 天井からマユリが現れ 何をやっているのかねと呆れたように浦原を見下ろした。
「招集があったから覗いてみれば 他人の研究室で随分と勝手な真似をしてくれている様だネ」
「涅隊長……!」
「成程成程、門を創る為に全員の霊圧を結集させていると。
解せんネ、膨大な霊圧が必要なら何故先に 霊圧の増幅器を用意しない?」
マユリが 地面へと降り パネルを操作する。
強固な扉が開かれたその先には 巨大な装置が静かに佇んでいた。
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