第335章 617.Return of the God
「ーーーー一向に反応が無いね。霊圧での対話はしない主義だったかい?
それとも、流石のキミもここではそれすらできないのか……」
京楽はそう言うと 桐の箱を開けその中へと視線をむけた。
「…キミの封印を解く鍵だ。この中で三本のみ使う事を許された。
まずは 口 の封印を解くよ」
穴に 鍵を差し込む。
「……さあ、これで霊圧じゃなく口で応答が出来るはずだ。普通なら二年も口を塞がれてれば喋る事なんてできないだろうけど、キミに限っちゃそんなこたァないだろ?」
「そうだな」
出てきた姿に 京楽が目を見開く。
足首と 左目。
「どうした。使える鍵はまだ2本あるんだろう?」