第335章 617.Return of the God
振動が 鳴り止む。
それに臨は目を見開くと 霊王へとその瑠璃を向け 口を開いた。
「ーーー嘘だ」
霊王の体に 黒い腕のようなものがまとわりつく。
その甲らしき場所から プチプチと音を立ててそれは目を見開くと、それに彼女は膝から崩れ落ちた。
「………そうだな、お前は そういう男だよ」
小さな声が その笑みが 掠れて消える。
握り締められた斬魄刀。
するとその霊王の姿に ユーハバッハは目を見開いた。
「そうか……貴様……………霊王の右腕か!!
何故だ!何故霊王自身の右腕が邪魔をする!護ってきた尸魂界に愛着でも湧いたか!答えよ霊王!!」