第330章 614.KILL THE KING
「で どうすんだこれで?霊圧込めたら全員で上にスッ飛んでくのか?」
剣八の質問に 浦原がいいえと答える。
「これから創るのは 門 です。
ここと霊王宮を直接繋ぐ 門を創ります。
黒崎サンが障壁を破ってくれた今しか使えない方法です。戻る方法は……無いかも知れません」
その言葉に 砕蜂が怒りを露わにした。
「貴様と言う奴は……今頃それを言うか……!」
「スイマセン〜〜…怒らないで下さいよ……」
「そうでは無い!
言えば我等が怯むやも知れぬと思った、貴様のその侮りに腹を立てているのだ 浦原喜助!
貴様もかつては十三隊の端くれだったならば 護廷十三隊を舐めるな!」
その言葉に 浦原の目が見開かれる。
「皆、同じだってことさ。護廷を背負う気持ちはね」
浮竹がそう告げた直後 剣八は鼻で笑い飛ばした。
「舐めるだの 護廷を背負うだの 戻れるだの戻れねえだの、知ったことかよ。
俺ァ 連中をぶちのめせりゃそれでいい。
ボヤボヤしてんなよ。とっとと行こうぜ」