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POLLUTE【BLEACH】[R-18]

第330章 614.KILL THE KING
















「………ユーハバッハ、あんたを止めに来た」
その声に ユーハバッハが振り向く。
「…ああ、全て視えていた。霊王を殺させぬ為に私達を止めに来たのだろう」
「視えていた……?どういう意味だ……?」
その目に 織姫は違和感を覚える。
「……黒崎くん…あの人何だかんだ目が……」
「…ああ……その眼は何だ………どうなってる……?」
ギロリとその目が動く。
いくつもある虹彩。
「この眼は 全てを見通す眼。真の滅却師たる者の証。
ーーーお前は ここへ来る前に和尚に会い、バラバラの和尚を蘇らせ、奴に言いくるめられてここへ来た。
全て視えていた。お前がここへ現れる事も、そして現れたお前がーーー
既に手遅れである事も」
水晶のようなものに閉じ込められた人物の胸に 白い刃が突き刺さる。
その人物が 霊王だと一護は理解をすると 即座に動いた。
「霊王は死んだ。お前に為す術は最早無い」
剣の柄を掴み 引き抜こうとする。
「剣を抜いて 霊王を救うか。
抜くがいい。お前にならそれができよう。その剣を抜き放ちーーー

お前自身の手で 尸魂界を滅ぼすがいい」

白い刃が 抜かれる。
すると 一護はその刃を高く掲げた。
「何だ…….どうなってる!?剣がーーー……」
瑠璃の光が 劔に纏う。
するとそれは 一護の右腕を包み込み

強制的に霊王へと振りかぶらせた。



「そうだ、視えていたぞ一護。
お前の中の滅却師の血は 決して霊王の存在を許さない。
葬神天滅は 己を棄てた父を決して逃がさない。
さあ 一護よ。共に視よう
尸魂界の終焉を」


世界が 揺れた気がした。
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