第42章 せっかくだし遊びに
到着したのはゲームセンターというよりかはスーパーで買い物した帰りに子供がやりたいと駄々こねそうな感じの、ゲーム機が置いてあるスペースだった
初めてきた苗字が何があるのか周りを見ているとコピー機を見つけ、今回の目的であるそれを指さし青峰に話しかける
『大輝、あそこにコピー機あるよ』
「お、おう。さつき、ノート」
「待って、今出すね」
「ボク両替します」
「あ、オレも両替しないと小銭ないっスわ」
「金持ちアピールかぁ黄瀬」
「違う!今日食堂でちょうど小銭使い切っちゃったからないだけっス!!」
「オレも両替するのだよ」
ギャーギャー騒ぎながら両替機とコピー機がある方へと向かい、黄瀬の両替が済んだところで彼は溜め息を吐く
それは他の面々、コピーを取る青峰とノートの持ち主桃井、なぜか着いてきた緑間も一緒で、唯一何も無さそうな黒子が小銭をコピー機に入れた
そして彼らは動き始めた機械を囲うように小声で話し始める
「やばいっスね…気を付けててもボロが出ちゃうっス…」
「私もさっき大ちゃんといつもの感じでやり取りしちゃった…」
「苗字以外が向こうのままだからな。普段のノリって恐ろしいわ」
「ああ…赤司のフォローがなかったらオレも危なかったのだよ」
「赤司君あの日ボクたちがコンビニに行って用紙がなかった話知らないはずなのによくあの場でスコアブックなんて出てきましたよね」
「…実は知ってるんじゃないスか?」
「ありそうで怖いです」
先ほども考えたがもう時効だろうと考えながら桃井のノートをコピーを取り青峰に渡し、本当にいるのかは分からないが黄瀬と黒子にも渡した