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【黒子のバスケ】トリップしたけど…え?《4》

第28章 こんなこと前もあったよね





「おす、遅かったな」

「もうだいぶ食ったわ」

「え!すごいいい場所とれたっスね緑間っち!」

「人事を尽くした結果なのだよ」

「真ちゃん張り切ってたからな!」

「張り切ってないのだよ!」


彼は否定しているがこれだけ大きいメンバーがいる10人が座っても問題ない広さ

きっと早めに場所取りしてくれたのだろうとみんなが察し、素直じゃない緑間に謎の微笑みを浮かべながら下駄を脱ぎレジャーシートに上がり始める


「ほらご飯にしよ!お腹空いちゃった!」

「焼きそばちょーだい」

「オレも」

「オレも!」

「オレにもよこせさつき」

「高尾君以外さっきまで食べてましたよね?」

「いや高尾も当てくじを待ってるときにイカ焼きを食べているのだよ」

『よく食べるなあ』

「名前も食べるかい?」

『1パックでいいよ』


輪になるわけでもなく適当に座った彼らは山のようあるご飯を消費し始める

到着した時点で既に空のパックや串が溜まっていたのにまだ食べるのかと圧倒されていると、そこに2人の影が近づいてくる

それに気が付いた赤司は振り返り、顔を確認した彼は立ち上がった


「葉山、実渕、みんなで来たのかい?」

「やっぱ赤司じゃん!つーかすげーメンバー!!」

「ちょっと小太郎、先に挨拶しなさいよ
ごきげんよう征ちゃんみんなと来てたのね」

「ああ。根武谷はいないのかい?」

「永ちゃん今腕相撲大会出てる!赤司も出てくれば?優勝するっしょ?」

「今日はみんなと一緒だからいいよ」


視線が後ろにいる彼らに向く
その中で以前会ったことあるが雰囲気の違う苗字に視線が集まり、気が付いた彼女は立ち上がり赤司の隣に立った


「ああ、あなたとは初めましてよね?」

『そうかもしれません。挨拶するのは初めてですね』

「え、レオ姉去年一緒に京都行ったの覚えてないの?」

「覚えてるわよ!けどあの子とこの子は違うの」

「えーおんなじじゃん」

『まあ、どっちも間違ってないですよ』


そのまま自己紹介を交わして話をしていると、葉山が「永ちゃん優勝したって!」と腕相撲大会優勝の写真を見せてきた






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