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【黒子のバスケ】トリップしたけど…え?《4》

第28章 こんなこと前もあったよね





根武谷の優勝を確認した彼らは「じゃあ合流しよう」とその場をお暇するのかスマホを仕舞う


「根武谷にもよろしく伝えてくれ」

「赤司、今度黛サンに会ったらよろしく言っといてー」

「分かった。じゃあまた」

「ええ、征ちゃんも楽しんで」

「じゃーね赤司!ハリケーンポテト美味いから!食べた方が良いよ!」

「ハリケーンポテト…」


若干違う人物が反応していた気もするがまあいいかと手を振り去っていく彼らを見送り席に座ると、モリモリ食べている火神の横に座る黒子が去年の事を思い出しながら口を開いた


「そういえば去年は色んな人に会ったけど今年会わないですね」

「規模拡大してるからなー、人も増えてんだろ」


確かに出店の数も増えていた気がするとみんなで規模を比較していると、りんご飴を持った女性が近くを通る

それを見た赤司がそう言えば後で食べると言ったのにまだ彼女が食べていないことに気づき、隣に座る彼女に声を掛けた


「名前、りんご飴はいいのかい?」

『あ、食べたい』

「オレもりんご飴食べたーい」

「そうだ!名前ちゃん赤司君と一緒に買っておいでよ!」

『え』

「ついでにケバブ買ってきてくれ」

「お汁粉もあったら買って来るのだよ」

「ないと思いますけど」

「待ってオレの分のハリケーンポテトも!」

「適当にボリュームあるやつ」

「今からだったら打ち上がるまで間に合うっスよ!早く早く!」

『もー…しょうがないなあ』


下駄を履き立ち上がろうとすると家を出るときと同じように、赤司が手を差し出して来た
苗字がその手を取り立ち上がる

青峰が黄瀬から財布を取り渡そうとしてくるので「流石に後払いでいい」と笑いながらそのやり取りを止めた






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