• テキストサイズ

【黒子のバスケ】トリップしたけど…え?《4》

第16章 臨時マネージャー就任





「黒子君、名前ちゃんいらっしゃい!待ってたわよ!」

「カントク、今日はよろしくお願いします」

『リコさん急にすみません。お邪魔します』

「邪魔なんかじゃないわよ!今人足りなくて困ってんだから!」

「足りてないんですか?」

「人数増えてドリンク作るのが追い付かないのよ、アップの間に作りだめしないとね」

『私でよければ手伝いましょうか?』

「それならジャージ貸しましょうか?ボク2枚あるので」

「そうね。名前ちゃんその恰好じゃ動きにくいでしょ、着替えてらっしゃい」


黒子から予備のジャージとTシャツを渡され、どこで着替えようと悩んでいると
「部室前で見張っておくので着替えてきてください」と言われたので、ありがたく着替えることにした

サイズが若干大きかったが着れないほどではない。着ていた服をバッグにしまい扉を開ける


『ありがとう黒子君』

「いえ、先戻っててください」

『うん、そうするね』


少し急いで戻ると、相田が空のスクイズを籠に詰めているところだった

持っていたバッグを体育館の邪魔にならないところに置き、ちょうど半分詰め終わった彼女に駆け寄る


『リコさん、やりますよ』

「じゃあ頼んでいいかしら、重いから少しずつでいいわよ」

『任せてください』


以前誠凛に来た時にも作ったし、知識は入っているので手際よくドリンクの作成をしていく

水の重さが追加された籠は重いが、持てないほどではない。何回か往復してやっと終わる

戻るとちょうどアップが終わったところなのか、そこら中にジャージの上が散乱しているのでそれを畳んで体育館の隅に並べた


「名前ちゃん、ボール磨き頼んでもいいかしら」

『もちろんです』

「ありがとう!最近出来てないから助かるわ」


スリーメン練習中の間使われてないボールを磨く。こういう集中できる作業は好きなおかもしれないと思い、一つ一つ丁寧に磨いていく

途中休憩でドリンクを配ったり、それによってなくなったドリンクを作り直したり、忙しかったがやりがいがあるし彼らのバスケプレイを見るのは楽しかった






/ 244ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp