第4章 ~OSHITARI KENYA~
「ぇ...」
一瞬キョトンとしたの表情に自分が口に出してしまったことに気付き慌てふためく
するとは少し俯くと睫毛を伏せた
「....?」
の頬はほんのり染まっていて、謙也はドクンと心臓を高鳴らせた
「もう...いきなりそんなコト言わないで...」
チラリとこちらを覗うの仕草が可愛すぎてどんどん心臓が速くなっていく気がした
「謙也も食べる?」
「お、おん...」
急に話を変えたは自分のケーキを指差す
謙也が思わず頷くとはケーキを掬うとフォークを差し出してきた
「はい、あーん」
「へぇ!?///(だってそれ...間接)」
「ほら早く!」
「はっはい!!」
急かされるままに謙也は思い切りよく口に含むと途端に甘い香りが広がる
「美味し?」
「お、おん...(てか味なんて分からへん...)///」
「.....ふふっ」
しどろもどろしている謙也を見ては笑ったかと思うと、手が伸びてきて細く長い指が唇に触れた
「ぇ....」
「ついてた、クリーム」
そう言って指に付いたクリームを見せるとはペロと指を舌で舐めた
その仕草が謙也にはとても妖艶に見えて、ゾクリと肌が粟だった
「謙也、顔真っ赤....可愛い♪」
「う、うっさいわ///」
「さっきのお返し〜」
そういってクスクス笑うに謙也は少しむっとするも、この雰囲気が居心地よくて謙也も自然と笑みが零れていた