第4章 ~OSHITARI KENYA~
がカッコエエて言ってくれた
そんなら少しは調子に乗ってもエエかな....?
「、今日部活の後なんかある?」
「ん?特になにもないけど...」
「ほ、ほんなら一緒に――――」
「ーーーーー!!ワイたこ焼き食いたい~♪」
「金ちゃん!?今、オレがしゃべって...」
「なー食べ行こーや!!」
「そだね~」
「なら皆で行きましょ~❤」
「小春!?」
「謙也きゅんも行くわよねぇ?」
皆の視線が謙也に向く
謙也はガクッと肩を落とすとコクリと頷いた
――――――
(はぁ~さっさと誘っときゃえかった...)
たこ焼きを食べた帰り道、謙也は大きく溜息を吐いた
皆と楽しそうに前を歩くを見ては溜息が出る
そんな謙也に気付いたのかは謙也の隣を歩き始めた
「どうしたの?謙也」
「なんでもあらへん...」
「でも少し元気なくない?」
「いや、ちょっと自分のふがいなさにな...」
「ふーん」
遠い目をする謙也をはジッと見つめる
「....何?」
「そんなに...私のコト誘いたかった?」
「うえっっ!?」
思わずヘンな声が出てしまい周りを見渡すも、誰も自分たちに気付く様子がなくほっとしたのもつかの間、の言葉に真っ赤になる
「あ、やっぱそうだったの?冗談のつもりだったのに」
「あー、いや...この間、迷惑かけたし...お礼ちゅーか、お詫びっちゅーか...」
しどろもどろになる謙也を見てはクスリと笑った
「可愛い❤」
「ちょっ...///」
「....ねぇ、謙也?」
「なんやっ!?///」
「デートしよっか?」