第4章 ~OSHITARI KENYA~
「ちょっと皆エエかー!!!」
オサムの声に皆が動きを止める
その隣にはがいて、謙也は驚きすぐに走ってくる
「さん!?」
「あ、謙也くんお疲れ様♪」
「お、おぅ...///やなくて!なんでコートに―――」
「ムダ話は後や謙也」
「白石...」
白石は眉間に皺を寄せて明らかにオサムを睨んでいる
オサムは白石から目を逸らすとワザとらしく口笛を吹いている
「オッサン...また何かしでかす気か」
「白石、オッサンって...」
「そうやで部長?顧問に向かってオッサンはアカンなぁ♪」
飄々とするオサムの態度に白石はより眉根を深くするも謙也は2人をそっちのけでを見ていた
(うわ、さんや♪なんでオサムちゃんと来たんかは知らんけど、なんやオレついてるんちゃうか?)
するとオサムの口からがマネージャーになることが告げられる
その言葉に白石は呆気にとられオサムの言動にげんなりしているも、謙也はパァッと顔が明るくなり次の瞬間叫んでいた
「おっしゃー!!ナイスやでオサムちゃん♪」
その声に辺りはしんとなる
謙也は自分の行動にはっとするとみるみる赤くなっていった
「謙也....良かったなぁ」
「謙也きゅんたら可愛い❤」
「浮気か小春!?」
「いや、あの...」
謙也は顔を真っ赤にしながらもチラッとを見るとは穏やかに笑みを浮かべていて
「ありがとう謙也くん、これからヨロシクね❤」
その笑顔にドクンと心臓が鳴った謙也は自分の言動に困惑するのであった
(あれ?なんやコレ...)