第4章 ~OSHITARI KENYA~
「テニス部?」
「そうや、お前テニス部やったんやろ?ならちょーどええ♪」
「ちょっ、ちょっと待って!!だってテニス部ってここには女子はないって...」
「ないなぁ...それは残念やけどウチの学校は皆部活入らんとアカンし」
「なら...」
「選手としては無理やけどマネージャーとしてならどうや?悪い話やないやろ」
「でも...」
急にマネージャーって言われても...
皆だってどう思うか
そんな私を悟ってか先生は私の頭をポンと撫でた
「テニス、好きなんやろ?」
「―――――!!!.....はいっ♪」
「決まりや」
そう言うと先生は私の手を引きコートの中へと入っていった