第3章 ~SHIRAISHI KURANOSUKE~
思考が停止する
謙也と...キスしてるの?
「んっ....!?」
私は驚き謙也から離れようとするもしっかりと頭を固定されてて叶わない
謙也は角度を変えて何度も口付けてくる
「けん....やっ...やめ...」
開いた口から謙也の舌が私の唇に触れた時、私はビクッと体を震わせ思い切り謙也を突き飛ばした
「っ.....」
謙也が胸を抑え苦しむ
でもその表情は痛さだけでなく今にも泣きそうな顔で
「ごめっ....私....」
私は混乱し、そのまま立ち去った
最悪だ
なんでこんなことに
それより謙也を傷つけた
あんなに優しい謙也を自分の身勝手で振り回して
最低だ
謙也の優しさに甘えた私は
本当に最低だ