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四天恋物語★テニスの王子様

第6章 ~ZAIZEN HIKARU~


「部長...ホンマ、あんたアホッすわ」

「はぁ?」

「アホやろ」

「財前...何でオレがアホやねん」


アホやこの人

ホンマに

どこまでお人よしやねん


「...何でオレに言うたんですか?」

「ん?せやなぁ...」

部長はニコッとさわやかに笑った

「〝引き継ぎ”はちゃんとせんとアカンやろ」

オレは目を丸くすると、視線を伏せ自嘲気味に笑った

「はっ...やっぱアホっすわ」

「おーい、アホアホ言うなや...センパイやで?」

そう言いながらも部長は笑っていた

「財前...オマエは頑張りや」

ポンポンと頭を撫でられる

「っ....ガキ扱いせんといて下さい///」

オレは気恥ずかしさからその手を振り払う

(やっぱ敵わん...)


最後まで部長面して...
こないなセンパイの後に部長やなんて
返事するの早まったわ


やっぱこの人カッコええわ


でも言ってやらへん


それがガキなりのプライドやったから


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