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四天恋物語★テニスの王子様

第6章 ~ZAIZEN HIKARU~


それから小春がいなくなって、ユウジが謝りに来て、
そして...光がやってきて隣に座った

「思いっきしヤラレてましたね」

「...さすがに痛かった」

「でしょうね、大丈夫なん?」

「うん、もう平気...でもユウジのが痛いよ」

「思いっきしイってもうたし」

「...なんで?」

「さぁ...」

そのまま無言になる
は小春に言われたコトを思い出していた



多分〝可愛い”て言葉はね

外見とかそういう意味やなくて

好きでたまらん~って時に勝手に溢れてまう気持ちの事


は睫毛を伏せる
気恥ずかしい気持ちとフワフワした感情
光が自分の為に動いてくれたコトが素直に嬉しかった

(理由が分からなくても...それでいいや)

今はその感情に素直になろう
の口端が自然に上がった時、光が口を開いた

「なぁ、何でこないなトコであの人と話してたんです?」

「えっ!?それは......2人だけの秘密...かな」

「そうですか...」

光は自嘲気味に笑ったかと思うと、立ち上がった

「少し、妬けるわ」

それだけ言うと殴られた箇所をクシャ、と撫で去って行った

「何で....」

私は撫でられた所を抑えると、顔を伏せた


心臓がうるさい


「っ.....///」


私は長い間、そこを動くコトが出来なかった
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