第6章 ~ZAIZEN HIKARU~
「あら♪ありがと❤...つまりはちゃんは光きゅんに可愛いて言われてどないしたらええのか分からなくなっちゃうのね」
「っ...えっ!?」
は一気に紅潮し目を丸くする
「なんで光って...」
「あら、女の勘は鋭いんよー♪で、そうなんでしょ?」
「ん...///」
はコクリと頷くとピンクに染まった頬を隠すように顔を伏せた
(こういうコトが可愛い...て言うてもわからへんわよねー)
小春はの肩に手を当てる
「多分〝可愛い”て言葉はねー...」
その様子を見ていたユウジは卒倒する
「ああっ小春の手がの肩に!浮気かっ死なすど!!」
「やめぇや、アンタほんまに病気か」
「病気でもなんでもエエッ!恋は病やっ!!ホンマにシメる――――!?」
ユウジは途端に黙った
財前の手がギリッと肩を掴んでいたから
「せやな恋の病や...アンタはホンマに金色さん以外眼中にないっすわ、せやけど...」
財前は笑みを浮かべる
「大切なモン傷つけられたら、オレわりと他はどうでもええで」
その冷たい後輩の目にユウジはゾクリと冷や汗を感じる
「あー...さっきは悪かった...」
「別に、オレやなくてに謝ってください」
「おー...せやけどに言われたらアカンねん...
むっちゃ可愛いし、言うてオレも小春も男やし...もしかしたらて...」
しょぼくれるユウジを見て、財前は遠い目をする
(そんなんオレかて...)
オレかて
他のヤツに言われたら――――