第5章 ~CHITOSE SENRI~
謙也は思わずの肩を掴んだ
「ウソやろ?が言われてない訳あるかい」
「...ホントだもん」
「よく思い返してみてくださいよ、一回くらいあるでしょ?」
がだんまりなのに皆は唖然とする
「まさか...あの千歳やで?」
「なぁ...」
「も~事実だから!あんま言わないでよ、そんなに言われたらなんかヘコむ」
「いやっ...でもオレらはん事カワイイて思ってるで?」
必死に頷く一同には笑みを浮かべる
「あはっ!大丈夫だって、気にしてないから」
「いや、フォローやなくてホンマに...」
「ありがと、でも本当に平気だから」
(((ホンマやのに...)))
皆の言葉を信じてないのかは気にする様子もなく、
マネージャ業を再開する
でも内心は少しザワついていたのを
皆は知る由もなかった
なんで千歳はカワイイって言ってくれないんだろう
いや、別に言って欲しいとかじゃないんだけど...
小春だって言われてなかった訳だし
でも口癖のようにカワイイって言葉を口にするのに
それを私もよく見ていた
そういえば今までにカワイイって言われたことあったかな
なんか....ちょっと....
モヤモヤするかも