• テキストサイズ

四天恋物語★テニスの王子様

第5章 ~CHITOSE SENRI~


「ならちゃんと入部届持っといで」

「ぇ...でも...」

「選手には出来へんけどマネージャーやったらなれるやろ?そしたらたまに打つくらい出来るやろ」

「先生...」

「それと先生やなくてオサムちゃん!!間違えんでほしーわー」

「いや、アンタ先生やろ」

「おっナイスツッコミやな白石、1コケシやろう」

「いらんわ!!!」

その掛け合いにドッと笑いが起こり雰囲気が一気に明るくなる

「スゴかね!またテニス出来ったい」

「千歳...」

私はついていけない話にようやく追いついた頭を整理すると、一気に実感が沸いてくる

「ありがとう千歳」

「ん?オレ何かしたと?」

「ううん...なんでもない♪」

飄々とする千歳に私はまた心の中でありがとうと呟いた

「あーちなみにさっきのショットは中々やったで」

「ぇ...オサムちゃん見て...?」

「さすが関東のフリーの部で何度も優勝してるだけあるなぁ」

「えっ!?さんてそんなスゴかったん!?」

「そんならあの上手さも納得いくなぁ」

そんな声の中、私はオサムちゃんを睨んだ

(あの人...最初から知っててこんな...)

何だか上手く操られた感じがして少し不満な表情を向けるも、オサムちゃんはニヤニヤ笑っていて...
完全に毒気が抜かれた私は苦笑いを浮かべた

「オサムちゃんはあー見えて頭いいと、そなこつ考えるだけ思うツボたい」

「....そうね」

私は皆に向き直るとしっかりと頭を下げた

「これからよろしくお願いします!!!」
/ 174ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp