第4章 ~OSHITARI KENYA~
白石から言われたコトはよう分からん
でもなんか焦らなイカンのは分かった
アイツ自分はなんでもお見通しですみたいな言い方しよって
頭がいいヤツは恋愛もパーフェクトかいな
確かにオレは、あれからに失礼な態度ばっかとって向き合ってなかった
だから....
ちゃんと謝ろう
いつ戻ってくるか分からなかったが、
どうしても今、話さなきゃいけないと思った
謙也はが委員会から帰ってくるのを誰もいない教室で待っていた
(待つんは苦手やけど、の為やったら...平気や)
暫くしてドアがガラッと開いて謙也は顔を向けるが、すぐに眉根を寄せた
「あらっ謙也やん!一人で何してんの?」
同じクラスの男子が数名ゾロゾロと入ってくる
「別に...何でもないっちゅー話や」
「お前が残っとるやなんて珍しいやん、待ち合わせとか?」
「あー!!分かった、ちゃん待ってんねんやろ?」
「.......」
「図星かっ!てかホント羨ましいよな、お前ら仲よくて」
「オレもテニス部やったらよかった~」
「あ、あんなーお前ら...用ないなら帰れや」
「冷たいな~謙也....てか、ぶっちゃけどうなん?」
「どうって?」
「ちゃん❤謙也か白石、付き合うてんねやろ?」
「はぁ?どっちもちゃうわ」
「ホンマか!?オレ狙っちゃおうかな~♪」
「オマエ彼女おるやろ!!もーエエ加減に...」
「でも白石はアレとして謙也はどうなん?好きなんやろ?」
その言葉に謙也はピクリと反応を見せた