第4章 ~OSHITARI KENYA~
「さん」
謙也達を置いてコートに向かった財前はの前にやってくると携帯を取り出した
「なーに?光」
「ちょっとコレ見てほしいんですけど...」
財前がディスプレイを見せるとはキョトンとした顔で画面を見た
すると、その顔が驚いたような顔に変わり、みるみるうちに顔が真っ赤になった
「は?なんで急に真っ赤に...」
謙也は訳も分からずその光景を眺めていると、財前はがワタワタして付いてきているのを無視して部室に戻ってきた
「光っ!!お願いだから今すぐそれ消してっ!!!」
「イヤっすわ」
「....?」
謙也が呼ぶとは目を丸くして驚く
「謙也!?」
「あら~ちゃん❤何をそんな慌てとるん?」
「小春...あのね...」
そこまで言うとは小春の表情にハッとする
「2人とも....見せたら絶対に許さないから!!!」
「?どないしてん...」
「...なんでもない///」
謙也が話しかけるとはまた頬を染めると急いで部室を出て行った
「....なんやったんオマエら」
「さぁ...見したらさんに嫌われるんで」
「せやね~あんな見れただけでも収穫あったんちゃう?」
「はぁ?全然分からん!!財前それ見せぇ!!!」
「イヤや、嫌われたないもん」
「財前~!!!」
わーわー騒ぐ謙也をよそに、財前と小春は顔を見合わせて笑みを浮かべた