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【ハイキュー!!】 勝利の女神様

第2章 為虎添翼ー1日目ー


ー及川sideー

京香ちゃんを紹介しようとするとマッキーに邪魔された。
つか名字知ってるって…知り合いなの?
親しそうにしてるのを見ると、胸がチクリとした。

それを誤魔化すようにおちゃらけるも、無視されたら流石にいじけるよ俺だって!結構ガラスのハートなんだからね?!

練習が始まると京香ちゃんは忙しそうに走り回ってる。
チラッと見ると、やはり手際よく仕事してる。流石元白鳥沢。
なんかウシワカちゃんはいつも一緒なんだなって思えば苛々してきてサーブに力が入る。

「クソ川ボゲェ!余計なこと考えてんじゃねえ!」

「あだっ!痛いよ岩ちゃん!優しくして!」

それが岩ちゃんにバレたらしく、またボールをぶつけられた。
マッキーだって京香ちゃんのこと見てるじゃん。

暫くして休憩時間になれば京香ちゃんの元へ。

「あちぃ…京香さん俺死んじゃいそう」

「こんなんじゃ死にません!ほら休む時はちゃんと休む。花巻君も松川君もお疲れ様」

「どーも。ん?俺たちのこと名前で呼ぶって約束は?」

「ハッ!そうじゃんナイス松川!花巻君じゃないだろー?」

「わかった、わかったから迫ってこない!貴大君と一静君!」

「あー!マッキーとまっつんだけズルい!俺も徹って呼んでよ京香ちゃん!」

マッキーたちに続いてドリンクとタオルを貰えば、何やら楽しそうなことをしてるのが見えた。
俺を差し置いて壁ドンしちゃうとかズルい。

俺も一緒になって京香ちゃんに迫れば、口調は落ち着いているが焦っているのか頬は赤い。うん、可愛い反応。

「と、徹君もちゃんと呼ぶから…いい加減退いて?」

「えー、どうしよっか…このまま俺たちとキス、しちゃう?」

素直に徹って呼んでくれたけど、君付けか…
少し意地悪しちゃおうかなって思って、どんな反応が返ってくるかなーってワクワクしてたら後頭部に衝撃。

「お前ら遊んでんじゃねぇ!」

やっぱり岩ちゃんか…てか俺だけにボール投げるっておかしくない?!抗議しようと振り返ったら、鬼の形相が見えたから大人しくした。

後頭部を摩りながら立ち上がれば、岩ちゃんが照れてる。
すかさず茶化せば今度は殴ってきた。本当容赦ない。

「おい、及川。京香さんて何者?」

マッキーの言葉に顔を上げれば指差した方を見た
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