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【嵐小説】嵐色〜甘い味〜

第2章 甘い言葉の味


俺の出番がいよいよになると隣に座るリーダーが頑張ってね、と呟いた。


その言葉が俺の体温を上げる。


「うん、頑張るよ」


愛するリーダーに言われたら、もう頑張るしかないっしょ。


リーダーの方を向いてニコッと笑うと…。


「おーい、何イチャついてんだよ。そこ」


松潤に怒られた。


「んふふ」


照れたように笑うリーダー。


「否定しないのね、智くん」


「否定も何も、頑張ろうって言ってただけだから!」


誤解されないよう必死になると。


「あ、言っちゃった」


という声が隣から聞こえた。


え、言っちゃダメだったの?


「言っちゃった、じゃないでしょ。

誤解されるような言い方すんなよ!」


と、ちょっと妬いたように言うニノのツッコミで話の方向性が切り替わった。


「何々、嫉妬?」


と翔ちゃんがニノに聞いたからだ。


ニノ、ありがとう!


そう目だけで伝える。


するとニノからはバカ、という目が返って来た。
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